No.47 下顎の奥歯が予後不良歯である上顎前突叢生症例



No.47 下顎の奥歯が予後不良歯である上顎前突叢生症例
20代女性 千葉県習志野市
『右下6番を抜歯するので矯正を考えている。前歯が出ていて口元の突出感があることも治したい』という主訴でした。
上顎両側5番、下顎右側6番、下顎左側5番を抜歯して、上下顎前歯部を後方移動致しました。
上顎臼歯部の頬側に歯科用アンカースクリューを埋入して臼歯部の固定を行い、口元・側貌・スマイルライン共に美しい仕上がりになりました。最終的な微調整では、上顎口蓋に歯科矯正用アンカースクリューを埋入し、ガミースマイル気味のスマイルを改善しました。
ご協力ありがとうございました。
美しい口元、口腔内環境をこれからもぜひ維持していきましょう。
症例紹介
診断名:下顎右側6番予後不良歯を伴う上顎前突叢生症例
年齢:20代 治療期間:2年5ヵ月 治療回数:27回 初診日:2022年2月20日
治療に用いた主な装置:
◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎上下顎 セラミックラビアルブラケット矯正装置
抜歯部位:上顎両側5番、下顎右側6番、下顎左側5番
治療費:¥935,000-(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:下顎の6番を抜歯するリスクは、7番の近心移動によるスペースの閉鎖に通常よりも時間がかかることが挙げられます。ヘミセクションをして抜歯をして段階的な近心移動を行うことでリスクを軽減しました。