No.32 ハーフリンガルで治療したガミースマイルを伴う上顎前突症例
ハーフリンガルで治療したガミースマイルを伴う上顎前突症例
30代女性 山武市
『口元を引っ込めてガミースマイルを治したい。』という主訴でした。
予後不良であった上顎右側6番を抜歯、上顎左側4番、下顎は両側5番を便宜抜歯して、歯科用アンカースクリューを用いた舌側矯正治療(裏側からの矯正治療)で口元の突出感とガミースマイルの改善をしました。口元・側貌・スマイルライン共に美しい仕上がりになりました。積極的に治療に向き合っていただき、感謝しています。
症例紹介
診断名:ガミースマイルと上顎右側6番予後不良歯を伴う上顎前突症例
年齢:20代 治療期間:2年10ヵ月 治療回数:27回
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎上顎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)、下顎プラスチック製唇側ブラケット矯正装置
抜歯部位:上顎右側6番、上顎左側4番、下顎両側5番
治療費:¥1.155.000-(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:ガミースマイルの改善は、歯科用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共に圧下する必要があります。通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して確認し、弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきます。