No.22 セルフライゲーションブラケットで口元の突出感を短期で改善した症例
上下顎前突 口元の突出感
30代女性 四街道市
『法令線が目立たない程度に口元の突出感を改善したい。』という主訴でした。
上下顎前歯が唇側に大きく傾斜し、E-lineから上唇が+6.3㎜ 下唇が+6.1mm前方突出しているため、唇が閉じにくい状態でした。
上顎両側4番、下顎両側5番抜歯+歯科用アンカースクリューを用いたセルフライゲーションのオーダーメイド製マルチブラケット装置(インシグニア)で治療を致しました。
インシグニアは治療期間の短縮と高い治療効果を上げることができます(2013年JCOで発表された論文では、このシステムを使用することで「治療期間を37%短縮※1」「来院回数が平均7回減少※2」と述べられています。)
ご希望通り法令線を見ながら注意深く前歯部を後方移動しました。
側貌の改善、口唇閉鎖の改善、口元の審美性の獲得を致しました。
審美的・機能的に良好な状態になりました。笑顔と横顔がよいですね。
いつも積極的に治療に取り組んでいただき感謝しています。
症例紹介
診断名:口唇閉鎖不全を伴う上下顎前突
年齢:10代 治療期間:1年6ヶ月 治療回数:20回
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎セルフライゲーションのオーダーメイド製マルチブラケット装置(インシグニア)
抜歯部位:上顎両側4番、下顎両側5番
治療費:¥880.000-(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:
歯科用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共に圧下します。
通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきます。


