No.14 歯科用アンカースクリューとオーダーメイド製マルチブラケット装置(インシグニア)で出っ歯を治した症例
上顎前突
20代男性 習志野市津田沼
『前歯全体を引っ込めて口元をきれいにしたい』という主訴でした。
下顎が後方位にある、いわゆる「アゴナシ上顎前突」で、下顎が時計回りに回転しているハイアングル症例でした。難しいケースです。
上顎右側5番・左側4番、下顎両側5番を抜歯し、歯科用アンカースクリューを併用したブラケット矯正で審美的・機能的改善が達成されました。
通常なら抜歯するケースは左右同じ歯を抜歯していきますが、右側4番より5番の傷んでいる歯(予後不良歯)を抜歯しました。
当院では良い歯を残す事も考えながら、矯正治療を行っています。
口元、側貌、スマイルライン共に美しい仕上がりになりました。
症例紹介
診断名:上顎前突
年齢:20代 治療期間:2年5ヵ月 治療回数:24回
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎オーダーメイド製マルチブラケット装置(インシグニア)
抜歯部位:上顎右側5番・左側4番、下顎両側5番
治療費:¥770.000-(通院費¥5.400~¥5.500別)
リスク・副作用:
歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、清掃を怠ると炎症を起こすことがあります。
埋入時ももちろんですが、毎回の清掃とケア方法の確認をすることでリスクを軽減させました。