No.43 ハーフリンガルで治療したガミースマイルを伴う上下顎前突症例


No.43 ハーフリンガルで治療したガミースマイルを伴う上下顎前突症例
20代女性 東京都北区
『ハーフリンガルと歯科矯正用アンカースクリューでガミースマイルを改善したい。でも、口元下げ過ぎるのがこわい。』という主訴でした。
上下顎両側5番抜歯して、上顎前歯部後方移動量を少なめに致しました。上顎前歯の後方移動時に上顎口蓋側に歯科矯正用アンカースクリューを植立して前歯部の圧下を行いました。
前歯部の後方移動時は半年に1回程レントゲン撮影を行い、歯根吸収しないように力の強さを確認しながら治療を進めました。最終的な微調整では奥歯の噛み合わせをより良くする為に、顎間ゴムを使用して頂き、個性正常咬合の獲得を行いました。口元・側貌・スマイルライン共に美しい仕上がりになりました。
症例紹介
診断名:ガミースマイルを伴う上下顎前突症例
年齢:20代 治療期間:2年6ヵ月 治療回数:30回
治療に用いた主な装置:
◎歯科矯正用アンカースクリュー ◎ハーフリンガル:上顎 カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(WIN)、下顎 プラスチック唇側ブラケット矯正装置
抜歯部位:上下顎両側5番
治療費:¥1.155.000-(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:
上顎前歯部突出+ガミーラインの改善は、歯科矯正用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共に少し圧下する必要があります。通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきます。
