No.15 上下の歯の真ん中がズレていて前歯が反対咬合の症例
歯部反対咬合
30代男性 習志野市奏の杜
『側貌の審美的改善及び反対咬合改善をしたい』という主訴でした。
上下顎両側4番を抜歯し、プラスチック製唇側マルチブラケット矯正で審美的・機能的改善が達成されました。
顔面正中に対して、上顎正中が左側に約4mmほど偏位していた為、正中改善のため、上顎右側臼歯部に歯科用アンカースクリューを埋入しました。
歯科用アンカースクリューは固定源が動かないので、より正確に歯を動かすことができます。
上顎左側1番が短根であり、反対咬合の改善には慎重な調整が必要になります。
そのため、前歯部に負荷がかからないように咬合挙上を行って反対咬合を改善していきました。
症例紹介
診断名:上顎左側2番と3番の転位歯を伴う前歯部反対咬合、正中偏位症例
年齢:30代 治療期間:3年2ヵ月 治療回数:28回
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎プラスチック製マルチブラケット装置
抜歯部位:上下顎両側4番
治療費:¥702.000-(通院費¥5.400~¥5.500別)
リスク・副作用:本症例は上顎左側1番が短根であり、矯正治療による歯根吸収のリスクが高いと思われました。そのため、反対咬合改善時に余計な咬合力がかからないようにバイトアップセメントで咬合挙上をすることでリスク軽減致しました。


