No.36 ハーフリンガル矯正治療で口ゴボとガミースマイルを改善した症例



ハーフリンガル矯正治療で口ゴボとガミースマイルを改善した症例
20代女性 船橋市東船橋
『前歯の突出感とガミースマイルを治し、口を閉じやすくして横顔を綺麗にしたい』という主訴でした。
上顎前歯部が前突しているために口が閉じにくく舌癖もありました。
上顎右側5番、左側4番を抜歯して歯科用アンカースクリューを用いたハーフリンガル矯正治療(上顎裏側、下顎表側の矯正治療)で審美的・機能的改善が達成されました。上顎口蓋部にアンカースクリューを植立し、裏側の矯正装置から引っ張り上げることにより口元の突出感だけでなくガミースマイルの改善も達成されました。
また、治療の終盤では出産を経て、ライフスタイルがかわり、最後の数回は来院頻度を考慮したマウスピース矯正にて対応させていただきました。矯正後は臼歯部のメタルの被せ物も、審美的な白い被せ物にすることを希望され、より美しい仕上がりになりました。嚥下時の舌突出癖があった為、長期安定を目指すためにはMFTが必須です。治療期間行うMFTなど、正しい舌位の習慣化により、機能的で美しい咬合と側貌を獲得することができました。ご協力本当にありがとうございました。
症例紹介
診断名:口元の突出感を伴う上顎前突
年齢:20代 治療期間:2年8ヶ月 初診時日時:2021年9月15日
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
◎下顎プラスチック製唇側ブラケット矯正装置
抜歯部位:上顎右側5番、左側4番
治療費:¥1155.000-(通院費¥5.400~¥5.500別)
リスク・副作用:上顎前歯の後方移動と圧下移動が必要なケースであり、通常よりも歯根吸収のリスクが高いです。定期的なレントゲン写真での確認と持続的で弱い力をかけることでリスク軽減しました。