No.24 i-stationを使用して正中偏位と重度叢生を改善した症例、予後6年を添えて
i-stationを使用して正中偏位と重度叢生を改善した症例、予後6年を添えて
10代男性 習志野市谷津
『咬み合わせの悪さとガタガタを治したい。』という主訴でした。
上顎右側の犬歯が八重歯で、顔の中心線と上顎歯列の中心線がズレていました。
上顎両側4番を抜歯してスペースを確保し、口蓋型歯科用アンカースクリュー【i-station】を使用して上顎の中心線を顔の中心線に合わせ、上顎右側犬歯、側切歯を含め重度叢生を改善しました。
歯科用アンカースクリューを使用し下顎左側3番を4番を抜歯したスペース寄せ、さらに下顎右側4番を抜歯し下顎の叢生も改善しました。
装置も大きくご負担のかかる治療でしたが、ご協力のおかげできれいに治りました。
また、6年経過した現在はリテーナーは使用されていませんが安定しており、経過は大変良好です。
症例紹介
診断名:正中偏位を伴う上顎右側犬歯低位唇側転位と下顎前歯部叢生症例
年齢:10代 治療期間:2年6ヵ月 治療回数:29回
治療に用いた主な装置:
◎プラスチック製マルチブラケット装置
◎口蓋型歯科用アンカースクリュー【i-station】
◎歯科用アンカースクリュー
抜歯部位:上下顎両側4番抜歯
治療費:¥777.600-(通院費¥5.400別)i-station費用別途
リスク・副作用:i-stationは慣れるまでの違和感があります。i-stationを使用すると、正中合わせの達成に効果が高いことをご説明してご協力いただきました。
違和感の軽減には、プラスチックレジンでカバーをするなど工夫が必要となります。