No.19 ハーフリンガルと歯科用アンカースクリューでElineと口唇閉鎖不全を改善した症例



上顎前突 ハーフリンガル
10代女性
『前歯を引っ込めて口元をきれいにしたい。なるべく早く治したい。』という主訴でした。
上顎前歯が唇側に大きく傾斜し、E-lineから上唇が+5.7㎜ 下唇が+4.6mm前方突出しているため、唇が閉じにくい状態でした。
上顎両側4番、下顎両側5番抜歯+口蓋歯科用アンカースクリューを用いたハーフリンガル治療(上顎が裏側矯正治療、下顎が表側矯正治療)で治療を致しました。
ご希望通りE-line上に上下唇を一致させ、口唇の閉鎖も楽にできるようになりました。
審美的・機能的に良好な状態になりました。笑顔と横顔がよいですね。
いつも積極的に治療に取り組んでいただき感謝しています。
症例紹介
診断名:口唇閉鎖不全を伴う上顎前突
年齢:10代 治療期間:1年9ヶ月 治療回数:22回
治療に用いた主な装置:
◎歯科用アンカースクリュー
◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
◎プラスチック製唇側マルチブラケット装置
抜歯部位:上顎両側4番、下顎両側5番
治療費:¥1.155.000-(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:
歯科用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共に圧下します。
通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきます。