No.5 【重度のガタガタ・八重歯・出っ歯の改善】奥歯の噛み合わせから根本的に立て直す、目立たない表側矯正症例(20代女性・習志野市谷津)
■ 「ガタガタの歯並びと八重歯を、見た目も噛み合わせもしっかり治したい」というお悩み
習志野市谷津からご来院いただいた、20代女性の患者様の症例です。
歯が重なり合って生える重度の「叢生(ガタガタな歯並び)」と、上の犬歯が外側に飛び出した「八重歯」、さらに「出っ歯(上顎前突)」の症状が複合的に見られました。
ご本人から『歯の並びを整えて、審美的(見た目)にも機能的(噛み合わせ)にもしっかり治したい』という、非常に本質的なご要望をいただき治療をスタートいたしました。
■ 複雑なガタガタを綺麗に並べるための「戦略的な抜歯」
精密検査の結果、前歯のガタガタだけでなく、上の奥歯(第二大臼歯)が外側(頬側)に大きくズレて生えており、正しく噛めていない状態でした。
「見た目だけでなく機能的にもしっかり治す」という患者様のご希望を叶えるため、今回は戦略的な抜歯を伴う治療計画を立てました。 まず、上の小臼歯(4番)を抜歯して、飛び出した八重歯や前歯を綺麗に並べるためのスペースを確保しました。
さらに、上の親知らず(8番)を抜歯し、そこにできた奥のスペースを利用して、外側にズレていた奥歯(7番)を内側の正しい位置へと丁寧に引っ張り込み、歯列全体にしっかりと組み込みました。
■ 歯茎が下がるリスク(歯肉退縮)を防ぐ、専門医の繊細な力加減
八重歯や大きくズレた奥歯のように「歯の移動距離が長い」治療の場合、強い力をかけすぎると歯茎が下がってしまう「歯肉退縮」というリスクが生じます。 当院ではこのリスクを最大限に防ぐため、対象の歯に対して「ごく弱く、持続的な優しい力」を慎重にかけ続けました。
また、歯を動かす途中で上下の歯が不自然にぶつかって負担がかからないよう(咬合干渉の回避)、細心の注意を払いながらコントロールを行いました。
■ 約2年で、見違えるような美しい口元と健康的な噛み合わせへ
治療には、歯と馴染んで目立ちにくい「プラスチック製の白いマルチブラケット装置(表側矯正)」を使用しました。
患者様の前向きなご協力もあり、治療期間1年11ヶ月(通院21回)というスムーズな進行で、見た目の美しさはもちろん、奥歯でしっかり噛めるという機能的改善も達成することができました。



【症例データ】 診断名: 上顎両側7番頬側転位を伴う上顎前突、叢生症例
(※患者様のお悩み:重度のガタガタ、八重歯、出っ歯、奥歯のズレ) 年齢: 20代 治療期間: 1年11ヵ月 治療回数: 21回
治療に用いた主な装置: ◎プラスチック製マルチブラケット装置(目立たない白い表側矯正)
◎ホールディングアーチ(奥歯を固定する裏側の補助装置) 抜歯部位: 上顎両側4番(小臼歯)・8番(親知らず) 治療費: ¥770,000-(通院費¥5,500別)
リスク・副作用:
本症例のように大きく歯を動かす(特に八重歯やズレた奥歯)場合、歯を支える骨や歯茎に負担がかかり、歯茎が下がってしまう「歯肉退縮」のリスクが伴います。
当院ではこのリスクを回避するため、弱い力でじっくりと動かすことと、治療中の噛み合わせの干渉(歯同士の不要なぶつかり)を防ぐ緻密な調整を行い、治療を完了させました。