No.65 あごの左曲がりと八重歯をハーフリンガル&SMAPで治療した症例



No.65 あご左側曲がりと八重歯をハーフリンガル&SMAPで緩和を目指して治療した症例
20代女性 千葉県習志野市
『口ゴボ感とガミースマイル気味のスマイル、あごが左に曲がっていることが気になるが外科手術はしたくない』という主訴でした。
下あごの偏位、顔面非対称ケースについては一般的には外科的矯正治療という、外科手術を併用した矯正治療が第一選択となります。ただ、今回のように外科手術を希望されない方も多くいらっしゃいます。
その場合は、完全にはあごの非対称は治せないことをご了承いただき【非対称感の緩和】を目指して治療を行います。
上下顎両側4番、上下顎両側8番を抜歯し、下顎の左方偏位があり、可能な限り正中を合わせるように下顎右側にSMAPを植立しました。また、口蓋正中部に植立した歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯列矯正でガミースマイルの改善を致しました。
約2年間のハーフリンガル矯正治療の後、最後の数か月にマウスピース型矯正治療で細部の仕上げを行い、審美的・機能的改善が達成されました。
前歯の叢生が改善され、横顔のlineもE-lineに合わせてすっきりしました。
歯ぐきの見え方に関しては、治療途中で患者さんご自身のご希望を確認しながら調整しました。
非対称感もある程度の緩和が達成されたかと思います。
症例紹介
診断名:下顎の左方偏位を伴う上下顎叢生症例
年齢:20代 治療期間:2年3ヵ月 治療回数:27回 初診時日時:2023年5月21日
治療に用いた主な装置:
◎上顎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
◎下顎プラスチック製唇側ブラケット矯正装置
◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎SMAP
◎マウスピース型矯正装置
抜歯部位:上下顎両側4番、上下顎両側8番
治療費:1,320,000(通院費¥5.500別)
リスク・副作用:ガミースマイルの改善は、歯科用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共に圧下する必要があります。
通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して確認し、弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきます。