歯科矯正用アンカースクリューで治療はどう変わる?歯医者で相談する前に知っておきたいメリットと注意点
矯正治療を検討する中で、「アンカースクリュー」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは、より効率的かつ精密に歯を動かすために使用される小さなネジのような装置です。従来の矯正方法では難しかった歯の動きが可能になるため、出っ歯やガミースマイルの改善において非常に有効な選択肢となります。しかし、初めて聞く方にとっては「痛みはあるのか」「どのような仕組みなのか」など、不安や疑問も多いことでしょう。今回は、歯科矯正用アンカースクリューの基本知識と、治療のメリット、事前に知っておきたいポイントについて、津田沼(奏の杜)の歯医者 もりざわ歯科・矯正歯科が解説します。
1. 歯医者で使用する歯科矯正用アンカースクリューとは?
歯科矯正用アンカースクリューは、顎の骨に一時的に埋入するチタン製の小さなネジです。これを「絶対的な固定源」として使用することで、歯を動かす効率を飛躍的に高めることができます。
① 効率的に歯を動かすための「支柱」になる
従来の矯正は歯と歯を引っ張り合って動かしていましたが、アンカースクリューは骨に固定されるため、動かしたくない歯が動いてしまうのを防ぎ、目的の歯だけを確実に移動させることができます。
② 短い施術時間で負担が少ない
埋入にかかる時間は1本当たり10〜15分程度です。局所麻酔を使用するため、施術中の痛みはほとんどなく、多くの方が「意外と楽だった」とお話しされます。
③ 治療期間の短縮につながる場合がある
動かしたい方向にダイレクトに力をかけ続けられるため、無駄な歯の動きを排除でき、結果として全体の治療期間が短縮されるケースがあります。
④ 外科的な処置を回避できる可能性がある
従来であれば外科手術(顎切りなど)が必要とされた重度の症例でも、アンカースクリューを併用することで、矯正装置のみで改善できる範囲が広がります。
⑤ 安全性の高い素材を使用
材質はインプラントや人工関節にも使われる生体親和性の高いチタンで作られており、金属アレルギーのリスクが低いのも特徴です。
このように、アンカースクリューは精密な矯正治療を実現するための強力なサポートツールとして活用されています。
2. アンカースクリューによる治療と従来の治療の違い
アンカースクリューを用いることで、これまでの矯正治療では限界があった部分をどのようにカバーできるのか、その違いを理解しておきましょう。
① 動かせる方向の自由度が広がる
従来の装置では難しかった「歯を骨の中に押し込む(圧下)」や「奥歯をさらに後方へ下げる」といった動きが可能になります。これにより、ガミースマイルや重度の出っ歯の改善がスムーズになります。
② 固定源の安定性が格段に違う
歯を固定源にする場合、どうしても反作用で奥歯が前にズレてしまうことがあります。アンカースクリューは骨にしっかり固定されるため、奥歯の位置を維持したまま前歯を大きく下げることができます。
③ 患者さまの協力度(ゴムかけ等)への依存が減る
一部のケースでは、患者さま自身で行うゴムかけの負担を軽減できることがあります。装置が24時間持続的に力をかけてくれるため、より計画通りに治療が進みやすくなります。
④ 抜歯・非抜歯の判断基準が変わることもある
奥歯を後方に移動させるスペースを確保しやすくなるため、これまでは抜歯が必要だったケースでも、非抜歯で対応できる可能性が検討できるようになります。
アンカースクリューの有無によって、治療のゴールや仕上がりの精度が変わることもあるため、ご自身の症例に適しているかを確認することが大切です。
3. アンカースクリューを用いた矯正で確認したいポイント
治療をスムーズに進めるためには、埋入後のケアや注意点を知っておくことが重要です。これらを事前に把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
① 清潔な状態を保つことが不可欠
スクリューの周りにプラーク(歯垢)が溜まると、周囲の歯肉が炎症を起こし、スクリューが緩んでしまう原因になります。毎日の丁寧なブラッシングが成功の鍵となります。
② 一時的な違和感への慣れ
設置直後は、舌や頬に当たる感覚が気になることがありますが、数日で慣れることがほとんどです。どうしても痛む場合は、専用のワックスで保護するなどの対応が可能です。
③ 脱落のリスクと再埋入
骨の質や厚みによっては、スクリューが定着せずに抜けてしまうことが稀にあります。その場合は、位置をずらして再埋入を行うなどの処置が必要になります。
④ 撤去後の跡はすぐに塞がる
治療が終わればスクリューは撤去します。抜いた後の小さな穴は数日で自然に塞がり、傷跡が残る心配もほとんどありません。
⑤ 治療費の確認
アンカースクリューは基本料金に含まれる場合や、別途費用がかかる場合があります。事前に総額や追加費用の有無を確認しておきましょう。
これらのポイントを理解した上で治療に臨むことで、安心して矯正治療を継続することができます。
4. 津田沼(奏の杜)の歯医者 もりざわ歯科・矯正歯科の矯正治療について
津田沼(奏の杜)・JR津田沼駅近くの歯医者「もりざわ歯科・矯正歯科」では、「思いっきり笑える『本当の笑顔』をつくる」ことをコンセプトに、矯正治療に力を入れています。
当院の矯正治療は、咬合機能の向上はもちろんのこと、患者さまが本当に満足される『顔の変化』にもフォーカスした計画を立案。患者さまに「心から納得した状態」で治療を開始していただくことを大切にしています。
【津田沼(奏の杜)の歯医者 もりざわ歯科・矯正歯科の矯正治療の特徴】
当院の矯正治療のポイント① 見えにくい矯正(舌側矯正・マウスピース型矯正)に特化
「装置が目立つのが嫌だ」という方のため、歯の裏側に装置をつける『舌側矯正』や、透明な『マウスピース型矯正装置』を用いた治療を専門的に行っています。見た目を気にせず治療を進めたい方にも対応が可能です。
当院の矯正治療のポイント② 『顔の変化』にフォーカスした治療計画
当院では、歯並びだけでなく口元やお顔全体のバランス改善も重視しています。アンカースクリューの活用により、Eラインの改善やガミースマイルへのアプローチも精密に行い、患者さまが本当に満足できる仕上がりを追求します。
当院の矯正治療のポイント③ 専門医による丁寧なカウンセリング
矯正治療は、世界舌側矯正歯科学会認定医である女性歯科医師(院長)が担当します。カウンセリングを重視し、患者さまのご希望や不安を丁寧にお伺いした上で、「長期的に考えてベストと思える治療選択」を複数ご提案します。
当院の矯正治療のポイント④ お子さまの未来に寄り添う小児矯正
母親でもある院長が、お子さまの症状や性格、成長段階を見極め、適切な開始時期と治療法をご提案。お子さまや保護者の方の気持ちに寄り添い、未来を見据えた小児矯正を行います。
津田沼(奏の杜)やJR津田沼駅周辺で矯正歯科・歯医者をお探しの方は、もりざわ歯科・矯正歯科までご相談ください。患者さま一人ひとりのご希望や骨格に合わせた、オーダーメイドの矯正治療をご提案いたします。
まとめ
歯科矯正用アンカースクリューは、より美しく、効率的な歯並びの改善を支える重要な装置です。これまで難しいとされていた症例でも、アンカースクリューを併用することで、外科手術を避けたり治療期間を短縮したりできる可能性が広がります。清掃管理や一時的な違和感への理解は必要ですが、それ以上に得られる治療メリットは非常に大きいものです。
ご自身の歯並びにアンカースクリューが有効かどうか詳しく知りたい方は、津田沼(奏の杜)の歯医者 もりざわ歯科・矯正歯科までお気軽にお問い合わせください。
監修:守澤 郁子
日本矯正歯科学会認定医
日本舌側矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会
日本歯科審美学会