No.28 マウスピース矯正＆小臼歯抜歯症例

マウスピース矯正＆小臼歯抜歯症例
習志野市芝園　10代女性

『マウスピース矯正（インビザライン）で上の前歯を引っ込めたい』という主訴でした。

マウスピース型矯正装置は表側矯正に比べると目立ちにくく、食事の時はマウスピースを外して食事が出来る為、患者様の満足度が高いです。しかし、小臼歯抜歯矯正治療の動きが苦手というデメリットもあります。

ですが、小臼歯抜歯矯正治療の中でも、上顎の片顎抜歯（下顎は抜かない矯正）の場合はスムーズに治ることが多いです。今回、下顎の抜歯が必要ないタイプであり、お忙しい時期があって通院頻度が確保できないというご事情がありましたので、ワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正にて上顎両側4番抜歯、前歯部後方移動を行いました。

また、ガミースマイルも併発していて、上顎前歯を後方だけでなく上方にも移動しなくてはならないケースでしたので、特殊な工夫が必要でした。その工夫とは、歯科用アンカースクリューを使用した顎間ゴムのかけ方で前歯を上方に持ち上げるように（圧下）する方法です。いつも積極的に治療にご協力いただき、しっかりとした仕上がりを得ることができました。ご協力ありがとうございました。

症例紹介

診断名：上顎前突叢生症例
年齢：10代　治療期間：2年10か月　治療回数：12回
治療に用いた主な装置：
◎マウスピース型矯正装置（インビザライン）
◎歯科用アンカースクリュー
◎顎間ゴム抜歯部位：上顎両側4番抜歯
治療費：￥800.000-（通院費￥5.500別）
リスク・副作用：
インビザラインの最大のリスクは、シュミレーションと実際の歯の動きにズレが生じる場合があることです。
予測実現性が高いシュミレーションにすることが重要です。また、シュミレーションと異なる動きを場合は、すぐに再スキャンして追加アライナーに変更していくなど、治療中の判断でリスク回避致します。