症例集|見えにくい矯正に特化し、お顔の変化を意識した細やかな矯正治療を行なう津田沼(奏の杜)のもりざわ歯科・矯正歯科

047-474-1180 平日 10:00〜13:00/14:30〜19:00
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症例集

Case

あなたのお悩みはどれですか? Worry

不正咬合(悪い歯並び)にはさまざまな種類があるので、「歯並びが悪い…」といっても、その種類と程度は人それぞれ異なります。
一般的によく見られるのは、下記のような歯並びです。ご自分に当てはまる症状はありますか?
ご自分と同じような症状がどのように変化するのか、ぜひご覧ください。

※症例写真について
・すべて当院で治療を完了し、掲載の許可をいただいた患者さまのものです。
・トリミング(切り抜き)などを除き、画像の修正は行なっていません。
・治療はすべて各患者さま固有の症例に対応したものであり、ほかの方への治療結果を保証するものではありません。
・矯正歯科治療の一般的な治療期間は2~3年、通院期間は24~36回ですが  個人差がございます。

お悩み別治療例 Case

出っ歯

上下顎前突 舌側矯正治療(フルリンガル矯正治療)

30代男性 習志野市奏の杜
『口元の突出感を改善し歯並びを整えたい』という主訴でした。
上下の前歯が前突しているために、口元の突出感があり、口が閉じにくいことが原因の口呼吸でもありました。
上下顎両側4番抜歯をして歯科矯正用アンカースクリューを用いたフルリンガル治療(上下顎共に裏側からの舌側矯正治療)で審美的・機能的改善が達成されました。

前突していた原因は、安静時・嚥下時の舌突出癖です。
長期安定を目指すためにはMFTが必要となるケースでした。全治療期間行うMFTにも積極的にご協力いただき、大変感謝しています。
患者さまのご協力のおかげで機能的で美しい咬合と側貌(横顔)を獲得することができましたし、現在も安定した咬合を保っています。

治療前

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治療後

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治療後 治療後
診断名 上下顎前突 舌側矯正治療(フルリンガル矯正治療)
年齢 30代
治療期間 2年11ヵ月
治療回数 32回
治療に用いた主な装置 ◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
抜歯部位 上下顎両側4番
治療費 ¥1,000,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 本症例は歯科用アンカースクリューから上顎前歯部をゴムで引っ張り、後方移動と共に圧下する必要がありました。
通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して、通常よりも弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていきました。

上下顎前突、ガミースマイル ハーフリンガル矯正治療

40代女性 習志野市奏の杜
『口元と横顔を美しくしたい』という主訴でした。上下顎前歯部が前突しているために口が閉じにくく、閉口時にオトガイ部の緊張(梅干し状の皺)を認めました。
アップスマイル(大きく笑った状態)では歯ぐきが4mm以上見える状態【ガミースマイル】でした。

上下顎両側4番を抜歯して歯科矯正用アンカースクリューを用いたハーフリンガル矯正治療(上顎:舌側矯正,下顎:唇側矯正治療)で治療を行いました。
上顎の口蓋側に埋入した歯科矯正用アンカースクリューにより、上顎前歯部を後上方に引っ張り上げることでガミースマイルも改善致しました。

矯正治療後に上下唇がE-lineより2mm程度後方という理想的な位置になり、緊張していたオトガイ部の筋肉が緩むことで、下顎のラインも綺麗に出ています。 ガミースマイルも改善されたことで、‘思いっきり笑った時でも美しい口元’を獲得できました。

このケースも、長期安定を目指すためにはMFTが必須です。
患者さまに積極的にご協力いただきましたので、正しい舌位の習慣化を獲得することができましたので、現在も安定した咬合を保っています。

治療前

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治療後

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治療後 治療後
診断名 ガミースマイルを伴う上下顎前突症例
年齢 40代
治療期間 3年0ヵ月
治療回数 30回
治療に用いた主な装置 ◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
抜歯部位 上下顎両側4番
治療費 ¥1,000,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 ガミースマイルの改善は、上顎前歯部の圧下と後方移動が必要です。
前歯部圧下の要素があることで、通常の前歯部後方移動よりも、歯根吸収のリスクが高いと考えられます。
2〜3ヵ月に1度、デンタル写真を撮影して歯根の状態を確認し、上顎前歯部を後上方へ引っ張り上げるゴムの強さの微調整をしていくことが重要です。

反対咬合

骨格性下顎前突、反対咬合症例

30代女性 習志野市奏の杜
『外科手術は避けた方法で反対咬合を治したい』との事でした。
骨格性の下顎前突で、本来であれば外科手術の適応ですが、患者さまのご希望を反映させていただき、上顎右側5番、下顎両側4番を抜歯し、矯正治療単独で治療を致しました。

上顎左側7番欠損により小臼歯抜歯ができないので、歯科矯正用アンカースクリューを使用して上顎左側6番は遠心移動を行っています。
左側の臼歯部の噛み合わせをClassⅢ咬合、右側は通常通りClassⅠ咬合を獲得して、左右の咬み合わせは異なりますが、しっかりと咬める機能的な仕上げに致しました。

難易度の高いケースで、上顎左側臼歯の移動に長期間を必要としたのですが、いつも前向きに治療に協力してくださり、大変助けられました。
側貌(横顔)、スマイル共に、初診時より改善され、口元の審美性も獲得できたのではないかと思います。

反対咬合の患者さまは、低位舌という、舌で下の前歯を押している状態を見受けられることが多いです。このようなケースでは、リラックスしている時に、舌をしっかりと上あごにくっつける、安静時舌位の指導が重要です。
治療期間に繰り返し繰り返しMFTを行い、舌位の習慣化を目指すことが大切と考えています。

治療前

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治療中

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治療後

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治療後 治療後
診断名 骨格性下顎前突、反対咬合症例
年齢 30代
治療期間 3年2ヵ月
治療回数 36回
治療に用いた主な装置 ◎セラミック製唇側マルチブラケット装置
◎歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 上顎右側5番、下顎両側4番抜歯
治療費 ¥650,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 反対咬合を改善する時に、上顎前歯部が下顎前歯に一時強く当たる時期があります。
その時に咬合性外傷による歯根吸収のリスクがあります。
奥歯にセメントを盛って前歯部が当たらないように、咬合性外傷を予防します。

前歯部反対咬合を伴うハイアングル叢生症例 フルリンガル矯正治療

40代
上顎右側犬歯が埋伏していて、上顎右側第2小臼歯と上顎左側犬歯が先天的に欠如している症例です。つまり、下顎に対して上顎の歯は既に3歯足りないという状態で、とても難易度の高いケースです。
顔の真ん中に対して、上下の前歯の真ん中が右側にずれている状態でもありました。
患者さまのご要望(主訴)は前歯部反対咬合と叢生(ガタガタ)を「見えない矯正」で治療中も審美的に治したいというものでした。

下顎両側第1小臼歯を抜歯して、フルリンガル矯正治療(上下顎共に舌側矯正)で審美的な配慮をしながら歯並びの改善をしました。
下顎前歯部を効果的に後方移動するために下顎臼歯部に歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)を埋入しました。

反対咬合を改善する時に顎間ゴムを使用していただく必要がありました。ご負担だったかと思いますが、いつも前向きにご協力いただいたおかげで良好な仕上がりとなりました。
側貌(横顔)も良好になり、治療後にとても素敵なスマイルを見せていただきました。

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治療後

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診断名 前歯部反対咬合を伴うハイアングル叢生症例 フルリンガル矯正治療
年齢 40代
治療期間 2年8ヵ月
治療回数 28回
治療に用いた主な装置 ◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)
◎歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 下顎両側4番抜歯
治療費 ¥1,200,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 本症例は下顎に対して上顎の歯は既に3歯足りないという状態で、適切な咬合状態をつくることが難しいというリスクがあります。
デジタルセットアップでIPRと歯の移動量をあらかじめ予測することでリスク軽減しました。
また、反対咬合改善時、前歯に咬合性外傷が生じて歯根吸収のリスクがあります。
バイトアップセメントで咬合挙上をすることで前歯に余計な負担をかけないようにしました。

八重歯・乱ぐい歯

八重歯・叢生症例

10代女性 習志野市谷津
治療前の歯並びは、歯列の不整があり、右側の八重歯が目立つ状態でした。顔の真ん中(顔面正中)に対して、上の前歯の真ん中(上顎正中)がずれていて、スマイル時の非対称感がありました。
小臼歯抜歯による唇側矯正治療で審美的、機能的な改善を致しました。また、顔面正中に上下顎正中を一致させて、スマイルも美しく仕上げました。

日本では八重歯が可愛いと言われている時代がありましたが、八重歯を含める叢生(歯列のガタガタ)は、噛み合わせの悪化や虫歯・歯周病のリスクが上がるなど健康上の問題をはらんでいます。
また、八重歯があることで、唇がひっかかってしまって『思い切り笑うことができない』ということもよくあります。左右のどちらかが八重歯である場合は、スマイルが非対称になることもあります。
歯列を整えることは、健康上も審美的な面でも、非常に重要です。

八重歯や叢生を治すために、小臼歯などの永久歯を抜歯することに不安や恐怖を感じられる方もいらっしゃると思いますが、歯並びの不整をそのまま放置して、結局自分の歯を失ってしまうよりも顎に合わせた適切な歯の本数に間引いて、残りの24本の永久歯で清掃性がよい審美的にも機能的にも適切な状態をつくり、長期に安定させることが最も良いプランと思います。

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診断名 上顎右側犬歯低位唇側転位を伴うアングルII級叢生症例
年齢 10代
治療期間 2年2ヵ月
治療回数 24回
治療に用いた主な装置 ◎プラスチック製唇側ブラケット装置
◎ヘッドギア
◎ホールディングアーチ
抜歯部位 上顎両側4番 下顎右側5番、左側4番
治療費 ¥600,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 本症例は開始年齢がやや早く、多少の成長が残っている状態でした。
最大のリスクは、成長による咬合変化です。
下顎の成長を注意深く行いながら治療を進めることでリスク軽減しました。
現在も安定した咬合を保っています。

叢生症例 舌側矯正治療(フルリンガル矯正治療)

10代女性 習志野市谷津
『歯の真ん中が顔の真ん中とずれていること、歯がガタガタしていること、右の八重歯を治したい』という主訴でした。

顔面正中に対して、上顎正中(真ん中のライン)が右側に大きく偏位していて、上下両側6番に交叉咬合を認め、さらにハイアングルという難しい骨格でしたので、口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)を使用したフルリンガル矯正治療(上下顎共に舌側矯正治療)を行いました。 フルリンガル矯正治療でしたので、治療中も装置が見えることなく、審美的な口元を保ったまま歯列を治していくことができました。

叢生(ガタガタ)、八重歯は改善され、顔の真ん中に上下の歯の真ん中を一致させました。スマイルと横顔も良くなり、顔に調和した歯並びを得ることができたと思います。

成人だけでなく中学生・高校生も、フルリンガル矯正治療やハーフリンガル矯正治療(上顎が舌側矯正治療、下顎は唇側矯正治療)をご希望される方が最近増えています。

「装置が目立つ」唇側矯正治療をしていることで学校生活が消極的になってしまう方で、マウスピース型では治すことが困難な難易度の高いケースの場合、「他人に気付かれない」「見えない」舌側矯正治療をお勧めいたします。 私たちは、患者さまのライフスタイルに溶け込む矯正治療を目指しています。どうぞお気軽にご相談ください。

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診断名 上顎正中の偏位を伴うアングルⅠ級叢生症例 フルリンガル矯正治療
年齢 10代
治療期間 2年5ヵ月
治療回数 28回
治療に用いた主な装置 ◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
◎i-satation
抜歯部位 上顎右側4番上顎左側5番、下顎両側4番
治療費 ¥1,200,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 10代のフルリンガル治療のリスクは、装置自体の違和感です。
特に下顎の舌側矯正装置は舌に当たるので「慣れるまで大変」という方もいらっしゃいます。
叢生が改善されて歯列が整い、ワイヤーが太いサイズになった段階で歯列拡大する調整を入れます。
歯列が広がると楽になることが多いようです。

小児矯正

小児治療 小臼歯非抜歯治療

習志野市奏の杜
<第1期治療>
顎が小さく、永久歯の萌出スペースが足りず、何もしなければ、将来的に叢生(ガタガタ)を生じるケースでした。
予防的矯正治療(第1期治療)として、8歳から拡大床を夜間装着していただき、歯列拡大をしました。
歯列拡大は順調に達成され、『小臼歯を抜かない非抜歯矯正治療』を達成することができました。

<第2期治療>
第二大臼歯の萌出を待ち、14歳から開始。約1年という短期間でブラケットを外すことができ、仕上げにインビザラインを2ヵ月程使用して頂き、個々の歯の排列、審美的・機能的改善が達成されました。
笑顔、横顔、そして口元が美しい仕上がりになりました。

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診断名 永久歯萌出スペース不足、小臼歯非抜歯治療
年齢 初診時年齢:8歳
第2期治療開始年齢:14歳0ヵ月
治療期間 第1期治療:1年6ヵ月
第2期治療:1年2ヵ月
治療回数 第1期治療:18回
第2期治療:13回
治療に用いた主な装置 ◎拡大床
◎プラスチック製マルチブラケット装置
◎インビザライン
治療費 第1期治療¥400,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
第2期治療¥400,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 小児矯正治療のリスクは、長期に及ぶ通院が必要になることです。
第1期治療はなるべく短期間で効果の高い治療をすることが大切と考えています。
第1期治療を2年以内で終了して、通院頻度を減らすことで負担を減らすようにしています。

小児治療, 八重歯・過蓋咬合, 小臼歯非抜歯治療

初診時が混合歯列期後期であったため、第1期治療・第2期治療と分けずに、唇側プラスチックブラケット装置にて上顎左側犬歯の低位唇側転位や上下顎前歯部叢生などの歯系の問題を改善しながら、拡大床の併用と筋機能訓練(MFT)を行うことで 歯列弓の拡大を行う計画としました。また、臼歯関係と過蓋咬合、下顎骨の後方位の改善は、歯列弓拡大後にバイオネ-ターを使用することで、下顎骨の前下方成長と臼歯部咬合高径の増加を促すことで改善していく方針としました。

約2年4ヵ月の治療で、『小臼歯を抜かない非抜歯矯正治療』が達成され、笑顔、横顔、そして口元も美しい仕上がりになりました。

★小臼歯非抜歯治療について
通常、八重歯があったり叢生(ガタガタ)の程度が強い症例は、小臼歯抜歯が必要となるケースが多いです。しかし、このケースの場合、側方歯列拡大と成長を利用した小臼歯非抜歯治療を達成できると判断して治療を行っています。
【可能であれば非抜歯治療、必要であれば小臼歯抜歯治療】大切なのは、機能的にも審美的にも適切な状態で長期安定させる方法を選ぶことです。

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診断名 上顎左側犬歯の低位唇側転位を伴う成長期Ⅱ級2類過蓋咬合症例
年齢 10歳
治療期間 2年4ヵ月
治療回数 26回
治療に用いた主な装置 ◎拡大床
◎プラスチック製マルチブラケット装置
◎歯列矯正用咬合誘導装置(バイオネーター)
治療費 ¥600,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 初診時が混合歯列期後期の場合、予想外の下顎の成長が生じるというリスクがあります。
本症例の場合、成長を生かして上下顎叢生の改善を小臼歯非抜歯にて行いました。
下顎の成長観察を注意深く行い、成長終了まで見届けました。  

開咬

開咬・上顎前突

20代女性 習志野市谷津
『開咬を治して口元を引っ込めたい』という主訴でした。ハイアングルという下顎が時計回りに回転している難しい開咬ケースです。
上顎両側4番、下顎両側5番抜歯をして、上顎には口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)、上下顎に歯科矯正用アンカースクリューを埋入する必要がありました。

3年間の唇側ブラケット矯正で審美的・機能的改善が達成されました。

開咬は安静時舌突出癖が原因でしたので、長期安定を目指すためにはMFTが必須です。
口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)の埋入や全治療期間行うMFTなど、大変負担の大きい治療だったかと思いますが、患者さまの率直な気持ちを都度教えていただきながら、かなりのご協力をいただきました。
口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)を使用した大臼歯の圧下、上下顎前歯部後方移動の達成、正しい舌位の習慣化により、機能的で大変美しい咬合、側貌を獲得することができました。

最後に『大満足な仕上がりです!』とおっしゃっていただき、大変嬉しく思いました。ご協力本当にありがとうございました。

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診断名 開咬を伴う上顎前突
年齢 20代
治療期間 3年
治療回数 35回
治療に用いた主な装置 ◎口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)
◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎プラスチック製マルチブラケット装置
抜歯部位 上顎両側4番 下顎両側5番
治療費 ¥800,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 開咬ケースの場合、上顎前歯部の歯根吸収が起きやすいという報告があります。
本症例は開咬であり口蓋型歯科用アンカースクリューから上顎前歯部を引っ張り、後方移動と共にやや圧下する必要がありました。
圧下を含めた後方移動は、通常の後方移動よりも歯根吸収のリスクが大きいので、定期的にデンタル写真を撮影して確認しながら、弱く持続的な力で、注意深く矯正力をかけていくようにしました。

開咬・上顎前突

20代女性
『前歯で物が噛めない。口も閉じにくい』という主訴の重度開咬症例です。
上下顎前歯部の唇側傾斜と開咬の影響で、口元の突出感と口唇閉鎖不全を呈していました。

上顎両側4番、下顎両側5番抜歯をして、歯科矯正用アンカースクリューを上下顎臼歯部に埋入して約2年間の唇側ブラケット矯正で審美的・機能的改善が達成されました。

開咬は安静時・嚥下時舌突出癖が原因でしたので、長期安定を目指すためにはMFTが必須です。正しい舌位の習慣化により、機能的で大変美しい咬合、側貌を獲得することができました。
重度開咬症例は、口腔周囲筋のバランスの乱れを正すことが一番重要です。
MFTの重要性を理解していただき、患者さまご自身が舌のトレーニングを継続していただけるようにすることが、長期安定につながります。

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診断名 開咬を伴う上顎前突
年齢 20代
治療期間 1年11ヵ月
治療回数 23回
治療に用いた主な装置 ◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎プラスチック製マルチブラケット装置
抜歯部位 上顎両側4番 下顎両側5番
治療費 ¥750,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 舌癖を起因とする開咬症例の最大のリスクは、舌癖の再発で、治療後に開咬状態に後戻りすることです。
保定期間中もMFTを継続して長期に渡り注意深い観察をしていくことが重要と考えます。

特殊な抜歯

上顎前突 ハーフリンガル矯正治療 上顎2番抜歯

20代女性 船橋市田喜野井
『口元を引っ込めたい。また、上の2番の矮小歯と下の歯の隙間が気になる』という主訴でした。
上下顎前歯部が前突しているために口が閉じにくく口呼吸でもありました。
矮小歯である上顎両側2番と下顎両側4番を抜歯してハーフリンガル矯正で審美的・機能的改善が達成されました。

上顎2番の抜歯は、仮歯を隣接歯に接着させて、毎回の診療自に仮歯を少し削って小さくしていきながら空隙を閉鎖していくことで、治療中の審美的配慮をします。
3番(犬歯)が2番の位置にきますので、最後に犬歯の尖った先の部分を丸く咬合調整して仕上げる事が多いです。

最後に「口元の仕上がり」をご満足いただき、大変嬉しく思いました。
奥歯の咬み合わせをよくするための顎間ゴムの使用など、積極的なご協力を本当にありがとうございました。

ハーフリンガル矯正治療は最近、中学生・高校生にも大変人気が高くなっています。
上の前歯にブラケット装置がついていないので、人に気づかれずに矯正治療ができて、フルリンガル治療よりもリーズナブルな価格という点が人気の理由です。

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治療後 治療後
診断名 上顎左側2番矮小歯を伴う上顎前突
年齢 20代
治療期間 2年0ヵ月
治療回数 24回
治療に用いた主な装置 ◎歯科矯正用アンカースクリュー
◎上顎:カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置 (WIN)
◎下顎:プラスチック唇側ブラケット矯正装置
抜歯部位 上顎両側2番、下顎両側4番
治療費 ¥1,050,000-+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 本症例は上顎両側2番抜歯であり、3番が真ん中から数えて2番目に位置する仕上がりとなります。
このように小臼歯以外の特殊な位置の便宜抜歯は、上下の歯が噛み合う咬合をつくるのが難しいリスクがあります。
当院では事前にデジタルセットアップで歯の移動とIPR量を計測して予測実現性の高い治療計画にしてリスク軽減をします。

叢生

50代女性 津田沼
上顎左側6番欠損、上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)、左側45番交叉咬合、下顎両側6番予後不良、歯周病を伴うアングル㈼級2類症例で、非常に難易度の高い症例でした。
患者さまの主訴は、「左上6番を他院で抜歯し、下顎両側6番抜歯後の欠損部修復を考える際に、矯正治療で歯列を全体的に治したいと思うようになった」とのことでした。

まず、下顎両側6番は予後不良で、抜歯しました。上顎は右側6番を抜歯することで左右に排列スペースを獲得し、上顎右側犬歯低位唇側転位を改善しました。
上下の歯列弓形態を調和させることで、左側45番の交叉咬合の改善も行いました。
咬合平面の傾斜改善、臼歯部の圧下を行うために歯科矯正用アンカースクリュー(TAD)及び歯科用口蓋部アンカースクリュー(i-station)を埋入しました。 下顎両側7番はできる限りの前方移動を行い、両側共に57番の連結クラウンで補綴をしています。

ブリッジやインプラントを避けた矯正治療のみでの歯列修復は、口蓋型歯科矯正用アンカースクリュー(i-station)の埋入などもあり、負担の大きい矯正治療だったと思いますが、いつも明るく協力をしていただき、大変感謝しています。
もともとの側貌(横顔)が美しい成人女性の抜歯矯正治療は、「引っ込みすぎの口元」を避けることが重要です。治療中の様々な工夫で、美しい横顔のラインはキープしています。

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診断名 上顎左側6番欠損と上顎右側犬歯低位唇側転位を伴うアングルII級2類症例
年齢 50代
治療期間 2年2ヵ月
治療回数 25回
治療に用いた主な装置 ◎プラスチック製唇側ブラケット矯正装置
◎歯科用口蓋部アンカースクリュー(i-station)
◎歯科矯正用アンカースクリュー
抜歯部位 上顎右側6番、下顎両側6番抜歯
治療費 ¥700,000+消費税(通院費¥5,000+消費税)
リスク・副作用 下顎両側7番を近心移動する量が大きいので、矯正治療中に7番が動いてしまうリスクがあります。
矯正力をかけてからは、できる限り咬合性外傷を引き起こさないようにするため、毎回の調整時に強く当たる部分がないかを確認します。
●矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年半~3年を要します。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~2年、永久歯がすべて生え揃った後に行なう第2期治療で1~2年半を要することがあります。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
・治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
・加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

●舌側矯正装置による治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
・成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。

●マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療にともなう一般的なリスク・副作用

・機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。

●薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について

当院でご提供しているマウスピース型矯正装置「インビザライン」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
○未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて9月16日最終確認)。
○入手経路等
インビザライン・ジャパン株式会社より入手しています。
○国内の承認医療機器等の有無
国内では、インビザラインと同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2022年10月13日最終確認)。
○諸外国における安全性等にかかわる情報
現在世界100カ国以上で提供され、これまでに1,300万人を超える患者さまが治療を受けられています(2022年6月時点)。情報が不足しているため、ここではインビザラインの諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
なお、日本では完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。

●歯科矯正用アンカースクリューの使用にともなう一般的なリスク・副作用

・基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
・骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
・脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。

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