第2大臼歯交叉咬合
10代女性 習志野市奏の杜

      2020/10/18

患者さんのご要望と治療結果

『他院で歯列拡大矯正治療をしたが、12歳臼歯がきちんと生えてこなかった』という主訴で、もう一度抜歯矯正を希望されたケースです。
右側臼歯部開咬、下顎右側第2大臼歯交叉咬合・萌出障害、上顎両側12歳臼歯の過度な頬側傾斜を認めました。
明らかに、床矯正歯列拡大治療の弊害と感じられました。これでは、奥歯が機能していない状態です。

上顎両側4番、下顎両側5番を抜歯して、上顎両側7番を口蓋側へ引っ張りながら歯列に誘導しました。
約2年間のブラケット矯正で審美的・機能的改善が達成されました。しっかり萌出できなかった上下顎7番を救い出し、歯列内に誘導していきました。

もう少し緊密な噛み合わせを達成したいと思われましたが、新型コロナウイルスの流行下、早めに装置を外したいというご要望がありましたので、
奥歯はしっかり噛めるように機能的に問題のない範囲で仕上げ、急いで外しました。

もともと美しい横顔を変化させないように仕上げのラインを考慮して治療を致しました。


症例紹介

診断名:大臼歯交叉咬合を伴う萌出障害症例
年齢:15歳 治療期間:2年3ヵ月
治療に用いた主な装置:
◎ホールディングアーチ
◎プラスチック製マルチブラケット装置
抜歯部位:上顎両側4番 下顎両側5番
治療費:¥648.000-(通院費¥5.400~¥5.500別)
リスク・副作用:矯正治療の一般的なリスクはこちらをご覧ください


症例写真

治療前

治療前

 

治療経過

治療中

 

治療後

治療後

 

リスク・副作用について

矯正治療のリスクと対策

矯正治療のリスクとしては以下の項目があります。

虫歯

矯正治療中、歯ブラシが行き届かないと矯正器具の周囲が、白濁する表層の虫歯ができることがあります。

対策

矯正治療前にしっかりと歯ブラシの指導を行います。


 

歯周病

歯周病の要素をお持ちの方の場合、歯ブラシが悪いと歯周病が進行することがあります。

対策

この場合の予防策は、矯正相談後に、まずは成人の全患者さんに歯周病のチェックをすることで、リスクの確認を行います。歯周病リスクが高い場合、歯周病の治療を終了させた後に矯正治療を開始させていただきます。
また、矯正治療中にも徹底して口腔内の汚れをとり、きれいな状態を持続することが一番大切な対策と考えています。当院では、歯科衛生士によるプロフェッショナルなクリーニングを毎回の調整時に行い、患者さんご自身のケアをサポートする体制をとっています。


 

歯の間にできる三角形の隙間(ブラック・トライアングル)

矯正歯科の治療後に、歯と歯の間の歯肉がさがり、図のような三角形の隙間ができる場合があります。原因として、歯肉の腫れがなくなり引き締まってできる場合と、がたつきのある歯をきれいに並べ変えることにより、歯のあいだの歯肉が横に引き延ばされ歯肉の高さが減る場合です。

対策

主に、成人の方に多くみられますが歯槽膿漏により引き起こされる歯肉退縮とは異なりますので歯の健康上の問題はありません。見た目の隙間がどうしても気になる場合には、歯の横の部分をすこし削って歯の形を変え隙間を小さくする方法で対処できます。


 

歯根吸収

矯正歯科の治療後に、歯の根の先が丸くなる患者さんがいらっしゃいます。
殆どのケースでは問題になりませんが、根の長さが3割から4割ほど短くなってしまう患者さんもまれにいらっしゃいます。

対策

歯根吸収は、矯正歯科の治療前、中、後に歯の根の状態をはっきりと確認できるレントゲン写真(デンタル写真)を撮影して根の状態をモニターすることである程度は回避できます。
根の吸収を起こされる患者さんは、治療前から、根の長さが短い、細い、すでに根吸収がみられる等の特徴があります。それぞれの患者さんで、矯正歯科の治療をどこまで施せるか診断していくことが大切と考えています。


 

顎関節症

アメリカ矯正学会の最近の結論では、矯正治療と、顎関節の痛み、顎関節におきる音、顎が開きづらい等の症状とは、因果関係はないとのことです。しかし現実問題として、矯正治療中にいろんな原因で、顎の痛み等を訴える患者さんもいらっしゃいます。

対策

対処としては、顎を休めるマウスピースを着けて頂く、痛み止めのお薬をおだしする等の処置により、殆どのケースで数週のうちに症状はなくなります。


 

歯科用アンカースクリューのリスクと対策

歯科用アンカースクリューのリスクとしては、患者さんの体質により歯科用アンカースクリューが、適合しないで抜け落ちてしまう場合があります。
現在、学会からの報告では、約2割程度アンカースクリューが手術後抜けてしまうということですが、抜けてしまった場合でも手術の侵襲は極めて少ないため、通常再度の埋入手術を行うことが多いです。


 

症例NO.67

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