小児歯科
〜乳歯は永久歯の窓口〜
子どもの頃のデンタルケアは将来の健康な口腔をつくります!!

小児期の習慣は大人になっても影響していることが多いです。そのため、小さい頃から定期健診を習慣化し、常日頃から口腔ケアに意識を向けることが大切です。
乳歯の時の口腔内がキレイな人は、永久歯になってもキレイな状態をキープできている方が多いです。また、定期健診に通っている方は、将来の残存歯数が多いというデータもあります
さらに、小さいときに食事のとり方、むし歯になりにくいおやつの種類やおやつ取り方を身につけておくことで、将来にわたってキレイな口腔内だけでなく健康な身体を維持できる可能性が高まるのです。当院では、お子さまの口腔内を知り尽くした小児歯科学会専門医のドクターが在籍しています。親御さんのお気持ちや都合も踏まえながら、お子さまにとってベストな方法を一緒に考えながらご提案させていただいております。
小さい時から定期的に検診に来られている患者さん



写真説明:左から定期的に検診に来ている同じ子の4歳、8歳、12歳の時のお口の写真
ずっとキレイな口腔内を維持できています。
小児歯科学会専門医による、お子さまに合わせた専門的な治療

当院では、子どもでも成人と同じようにしっかりとしっかりとむし歯を取り除き、再治療のないよう丁寧な治療を心がけています。
緊急性がない限り、当院ではお子様と同じ目線に立ち、年齢や個々に応じて歯科治療に慣れてもらう事から始めます
治療前後の説明やカウンセリングも解りやすくご説明し、親御さんへのケアもしっかりと行っていますので、不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
お子さまの治療には安全のためラバーダムを使用しています。

当院では、お子さまの治療にはラバーダムを使用して治療を行っております。
ラバーダムとはゴムのシートのようなものです。お子さまの治療でラバーダムを使用する目的
治療中に、舌や唇、口腔粘膜を傷つけないようにするため
治療が上手にできる子も、子どもは不意に動くことがあります。ラバーダムをすることで予期せぬ動きがあっても舌や頬、お口の中を傷つけません。
器具や薬の誤飲誤嚥を防ぐため
ラバーダムは喉も保護します。器具や薬品を間違って飲み込む心配がありません。
だ液排除と感染予防のため
子どもは大人より唾液が多いのが特徴です。治療中に唾液が入ると、詰め物が取れやすくなったり、唾液の中の細菌が混入したりします。ラバーダムをすることでそれらを防ぐことができます。
治療の精度を向上させるため
治療する部分がよく見えるので、治療がスムーズになり精度も上がります。
お子さまに歯医者を好きになってもらえるように

当院では、0歳児の赤ちゃんから予防や治療を行っております。小さい頃から予防のために通院していると、歯医者への恐怖心もあまり生じません。
治療は慣れてから行う
初めての歯医者さんは、大人であっても緊張してしまうもの。小さなお子さまであればなおさらです。 当院では、恐怖心を抱かせないよう、まずは歯医者さんに慣れてもらうことから始めます。
お子さまと同じ目線に立って、一緒に機械を動かしたりしながらコミュニケーションをとっていきます。
お子さまの治療をスムーズに行うには、お子さまとの信頼関係がとても重要です。実際に治療をするときにも、せっかく築き上げた信頼関係を壊さないよう、なるべく痛みのないような治療を行っています。
当院で行っている治療について
当院ではむし歯治療のほか、特に予防治療に力を入れています。ブラッシング指導・歯のクリーニング・フッ素塗布などはもちろん、また、永久歯が問題なく生えるよう萌出障害の予防や顎、口腔周囲の成長が問題ないかチェックし、お子さまがトラブルなく成長できるよう診ていきます。
フッ素

フッ素とはミネラルの一種であり、自然界に多く存在する成分で、歯や骨にとって欠かすことのできない必須栄養素です。
フッ素には、歯の再石灰化を促進したり、歯質を強化したり、むし歯の原因となるさ酸の生成を抑制したりする効果があります。
定期的に歯にフッ素を塗ることで、歯質が弱くてむし歯になりやすい乳歯や生えたての永久歯を強くし、むし歯になりにくい環境をつくることが期待できます。
小児期はご家庭でフッ素入り歯磨き粉を使うと共に、定期的に歯科医院で高濃度のフッ素を塗ることをオススメします。
シーラント

シーラントとは、汚れが溜まりやすくむし歯になりやすい奥歯の溝の部分に、フッ素を配合した詰め物をすることで、溝に汚れが溜まるのを防ぎ、むし歯を予防する方法です。歯を削る必要はなく、歯を丁寧に掃除した後に詰めます。
特に、6才臼歯(前から6番目の奥歯)は溝も深く、もっともむし歯になりやすい歯ですので、この歯が生えてきたらシーラントによるむし歯予防処置を検討してみましょう。
保隙装置(子どもの入れ歯やクラウンループなど)

当院では、お子さまの乳歯が抜けて永久歯が生えてくるまでの間、歯がない状態を改善することができるお子さまのための入れ歯(保隙装置)の提供も行っています。
ケガや重度のむし歯などにより、乳歯が早く抜けてしまった場合など、歯がない期間が長く続いてしまうと、その両隣の歯が歯の抜けた部分に倒れてきてしまい、永久歯が生えてくるスペースが少なくなってしまいます。
歯の抜けた部分に一時的に入れ歯(保隙装置)を入れることで永久歯が生えてくるスペースを確保し、正常な位置に永久歯が生えてくるように誘導します
また、前歯の保隙装置は、見た目の面でも改善することができます。芸能関係のお仕事をされている子役さんや、見た目を重視される方がご利用されるケースもあります。
早く乳歯を失ってしまった、永久歯がなかなか生えてこなくて心配、という方は、是非一度ご相談にいらしてください。
キッズルームも完備しています

当院では小さいながらもキッズスペースを設けています。キッズスペースには窓もあり、ポップで明るい雰囲気になっています。
診察を待っている間はもちろん、ママの治療中も、いろんなおもちゃで遊ぶことができますので退屈せずに過ごすことができます。